ポジティブとネガティブ

筋トレの動作には、ポジティブとネガティブがあります。それぞれの動作の特徴について解説していきます。
ポジティブ
ポジティブとは、筋肉が縮みながら力を発揮する(コンセントリック収縮)動作のことです。 ダンベルやバーベルを上げる動作などが、これに当てはまります。
ネガティブ
ネガティブとは、筋肉が伸ばされながら力を発揮する(エキセントリック)動作のことです。ダンベルやバーベルを下げる動作などが、これに当てはまります。
筋肉痛の主な原因は、この筋肉が伸ばされながら力を発揮する動作だとされています。
ネガティブの方が効果あるの?
ネガティブ動作を疎かにしている方がたまにいますが、筋トレにおいてこのネガティブな動作は大変重要です。ネガティブレップでは、ポジティブより重い重量を扱うことができ、より強い負荷をかけることが可能です。ダンベルやバーベルを下ろすときも力を抜いてしまわずに、しっかりと負荷を意識して丁寧に行いましょう。
これまでは筋肥大においてはネガティブ動作の方が効果的だといわれていましたが、最近では筋肥大においてはポジティブとネガティブにそれほど大きな差はないといわれています。
どちらも大差がないということは、言い換えればポジティブもネガティブも同じくらい効果的であるということなので、トレーニングの幅が広がります。
トレーニングにおいてポジティブとネガティブはどちらも重要で、ポジティブ動作に重点を置いた種目、ネガティブ動作に重点を置いた種目、これらをしっかり意識してトレーニングすることで大切です。
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