腹筋は毎日やってもいいのか?

「腹筋は他の筋肉に比べて回復が早いので毎日やっても大丈夫!」という人や記事をよく見かけますが実際はどうなのでしょうか。適切な腹筋の頻度について考えていきましょう。
腹筋の頻度
腹筋は他の部位に比べて回復が早く、次のトレーニングまでの休養は短くても大丈夫ですが、効果的な頻度はどのくらいなのでしょうか?
「健康目的で10回程度行う」このくらいのトレーニングなら毎日行っても構いません。負荷が低く筋肉痛もほとんど残らないと思うので毎日できると思います。
「筋肥大を目的とした高強度のトレーニング」これはしっかりと休息をとりましょう。回復が早いので短い周期でトレーニングを行うことが可能ですが、腹筋も他の部位と同じで適切な負荷で行う必要があります。自重で何十回もできてしまう人は器具やマシンで自分に適した負荷をかけてやる必要があります。
高強度の腹筋トレーニングを行う場合は、少なくとも24時間以上は間隔をあけて筋肉痛がとれるまでは休息をしましょう。
毎日10回の腹筋は効果があるのか?
「よく毎日10回腹筋を行いましょう」「たった1分でできる」などという健康番組やサイトを見かけますが、毎日たった10回腹筋をするだけで本当に効果があるのでしょうか?
これは人によってことなり、腹筋をできる回数が10回以下の人には、ある程度効果があると考えられます。
筋肉はトレーニングなどで負荷をあたえると、筋繊維が微小のキズを受けます。休息を取ると元の筋力に回復した後、さらに元の筋力よりも成長させようとする性質を持ちます。
10回以下が限界の人はある程度追い込むことが可能ですが、30回できる人が毎日10回行っても負荷が足りず効果的ではありません。大事なのは、「適切な負荷で適切な回数行う」ってしっかり追い込むということです。当然1セットよりも2セット、2セットよりも3セットの方が追い込みやすいです。
毎日50回・毎日100回などという方もいますが、腹筋も基本的には他の部位と同じで低い負荷で高回数行うよりも、「適切な負荷で適切な回数行う」方が効果的です。
詳しくはこちら→ 負荷と回数
また、ここでいう効果とは腹筋の筋肥大に対しての効果です。単純に腹筋を見えるようにするだけなら、一番の近道は食事制限と有酸素運動です。カロリーを計算して体脂肪率を減らすことが重要になります。
- 関連項目 腹筋を割る方法
- 関連項目 筋トレは毎日でもいいのか?