ローファットとは
ローファットとは、「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の三大栄養素のうちの脂質を抑えた減量(ダイエット)方法のことです。ここでは、ローファットのPFCバランスや食事などについて記載しています。
PFCバランス
ローファットのPFCバランスの数値で最も推奨されているのは、PFCバランスはP(たんぱく質)30%、F(脂質)10%、C(炭水化物)60%です。ただ、たんぱく質が30%だと、多くの人が体重×2gを大きく上回ると思うので、この数値はかなり上級者向けになります。個人的な考えでは、趣味や健康目的で行う場合は、タンパク質の割合を少し下げて他に回してもいいと思います。
ローファットの食事
ローファットの食事は「高タンパク」「低脂質」のイメージです。ローファットとはいっても脂質は細胞膜の成分、ホルモンの材料などになり重要な働きがあるため、必要以上に制限するのはよくありません。極端に脂質の高いものを控えて、全体のバランスを意識しましょう。
スナック菓子・洋菓子などを日常的に食べる方は、脂質を過剰に摂取していることが多いです。脂身の多い肉、バターやマーガリン・マヨネーズなどにも脂質は多く含まれています。また、調理の過程で油が使われるものは、比較的に脂質が高くなります。
たんぱく質・脂質・炭水化物の摂取量
たんぱく質は1日の摂取カロリーの30%が推奨されていることが多いですが、趣味や健康目的で行う場合はもう少し落としてもいいと思います。運動量に応じて20~30%程度を目安に調整しましょう。脂質の摂取量に関しても同様で10%が推奨されていることが多いですが、よほど高い目標・上級者でない限りは、もう少し緩く設定した10~20%を目安に考えましょう。残りの摂取カロリーが炭水化物の割合になります。
お勧めの食材
ローファットにお勧めの食材です。ローファットは脂質を抑えて、たんぱく質・炭水化物を摂取することが大切です。
鶏肉
エネルギー | 105kcal |
たんぱく質 | 23.3g |
脂質 | 1.9g |
炭水化物 | 0.1g |
上記は鶏むね肉・皮なし(100g)の栄養素です。特にむね肉やささみは高たんぱく・低脂質なのでたんぱく質の摂取にお勧めです。
魚介類
エネルギー | 70kcal |
たんぱく質 | 16.4g |
脂質 | 0.7g |
炭水化物 | 0.1g |
上記はまだこ・生(100g)の栄養素です。魚介類は比較的に高たんぱく・低脂質なものが多く、特にタコやイカ・マグロの赤身などがお勧めです。
サツマイモ(100g)
エネルギー | 131kcal |
たんぱく質 | 1.2g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 31.9g |
上記はさつまいも(100g)の栄養素です。さつまいもは脂質がほとんどなく、炭水化物(糖質)も多く含まれていてGI値も比較的に低いためお勧めです。
そば(100g)
エネルギー | 113kcal |
たんぱく質 | 4.8g |
脂質 | 0.7g |
炭水化物 | 22.1g |
上記はそば(100g)の栄養素です。そばは脂質が少なく炭水化物(糖質)も多く含まれていてGI値も比較的に低いためお勧めです。
まとめ
ローファットは制限も少なく、比較的に簡単で気軽に取り組みやすいです。極端に脂質の高いものを控えて、たんぱく質・炭水化物をしっかり摂取しましょう。PFCバランスの推奨値は上級者向けの値などの場合も多いので、自分のレベルに合わせて設定しましょう。